2020年5月18日 (月)

コーセラで世界の名門大学の講座が受講できる

私は最初に出た大学は青山学院でしたが、学歴コンプレックスがあり、どうしてもレベルの高い大学院に行きたかったので、20代前半のころの私は米国のバージニア大学大学院に行くつもりでした。ハーバードとかイエール、プリンストン、スタンフォードなどのトップの大学ほどではありませんが、バージニア大学も名門だからです。

かくして、バージニア大学大学院は、私の憧れの存在と化しました。

しかし、申請したものの、落とされました。トフルのスコアが足りなかったのだと思いますが、「再度申請しても当大学はあなたを受け入れることはありませんので、今後は申請しないでください」というようなことが不合格通知に記載されており、自分という存在が否定されたようで、ものすごく悲しい思いをした思い出があります。「トフルのスコアが何点以上になれば受け入れる可能性があります」とでも書いてくれればいいものを、なんでこんな書き方をしてくるんだと悲しくてしかたありませんでした。(まあ、その後、イギリスのシェフィールド大学というイギリス国内ではそこそこの名門の大学に入れたので、バージニア大学のことは何とも思わなくなりましたが)。

しかし、今や、そんな私を受け入れてくれなかったバージニア大学の講座もCourseraで無料で受講できるのです! そして私はなんと20年以上の時を経てバージニア大学の講座を修了しました(ま、学位を取ったわけではありませんけれどね)。

興味のある人は「coursera」と入れて検索すれば、公式サイトに飛んでいけます。

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2020年4月 6日 (月)

新型コロナウィルスを正しく怖がる

新型コロナウィルスが蔓延している。

世の中の多くの人はパニックにおちいっている。

だが、大切なことは、正しく怖がることであり、過剰に怖がることではない。

一歩も外出せずに暮らせば、感染するリスクは抑えられる。

ただ、誰もいない場所をマスクをして一人で散歩する場合、感染リスクがどれほどあるだろうか。

新型コロナウィルスは空気感染はしないと言われている。

もしこれが正しいのであれば、散歩をすることは、悪いことではなく、むしろ精神衛生上、好ましいことではないか。

「自宅に待機したほうがよい」というのを過剰に守りすぎると、どうなるか。そのおかげで、DVが増えたという情報も流れ始めている。

何事も、どうすれば絶対によい、というのはないと考えたほうがいいと思う。

さまざまなことを考慮して、最も良い選択肢を選べばいいのだ。

正しく怖がることが大切なのであって、過剰に怖がることが望ましいことではないと私は考える。

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2019年11月 4日 (月)

英語民間試験を大学入学審査に取り入れることについて

何を血迷ったか、私は40代になってから東大大学院(哲学専攻)に入学を決意し、死に物狂いで勉強した。1年365日がまさに勉強づくめだった。クリスマスも大晦日も正月も一切休みなく勉強した。

 

東大に学部から入る場合5科目まんべんなくやらなければならないが、東大の大学院入試は、英語、第二外国語、専門科目の3科目だけなので、英語と第二外国語で高得点を取れば、合格も不可能ではないと思ったのだ。

 

結果は不合格だったが、ここで問題にしたいのは、東大大学院の英語とドイツ語の試験形式だ。

 

試験時間は、英語1時間、ドイツ語1時間だったが、出題はすべて英文和訳と独文和訳だけだった。しかもわずか5問ずつ。

 

友人に言ったら、「え? 東大の大学院入試って、たったそれだけなの?」と驚いていた。

 

リスニングや口頭試験がないだけでなく、文法問題もなければ、英作文、独作文もない。まさにすべての問題が英文和訳と独文和訳だけだったのだ。

 

しかし、東大大学院は、大学院入学後の修学適正を見るために大学院入試をしているのである。何もオールマイティーに英語ができる学生、オールマイティにドイツ語ができる学生を欲しがっているのではない。

 

大学院では、和書はもちろんだが、洋書も読んで研究するのが主体となる。そして研究に差が出るのは洋書がいかに正確に読めるかだ。

 

洋書の場合は翻訳書が出ていなければ、引用する際に自分で訳して引用せざるを得ない。高度な論文が書けるか否かは、まさに洋書がしっかりと読み込めるか否か、そしてそれをきちんとした日本語に訳せるか否かにかかっているのである。

 

だからこそ東大の大学院入試では、英語は英文和訳、ドイツ語は独文和訳のみで修学適正を判定するのである。逆にいえば、東大の大学院に入るのに、英語やドイツ語がペラペラしゃべるか否かは、それほど重要なことではない。ペラペラしゃべれるに超したことはないが、ペラペラしゃべれたからといって大学院入学審査において一点すら加点してもらえないのだ。

 

今、民間英語試験を大学入学審査に取り入れるか否かで激論となっているが、私は英会話力を大学入学審査の対象にするのは無理があるだけではなく、一般の高校生が高校3年までに身につける英会話力が大学入学後の修学適正を測る上で妥当なものか疑問に思う。

 

英会話力が不要だといいたいわけではない。英会話ができるようになることは重要なことであり、それなりに楽しみもある。しかし、高校3年生までに身につけられる英会話力というのは、中学や高校とは別に英会話学校や英会話サークルにでも行かなければ、なかなか磨けないと思うのだ。入試の英語はセンター試験のままでもいいと思うし、英会話力をつけたい人は大学入学審査とは別に自分で自発的に英会話力を磨けばいいと思う。

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2019年6月17日 (月)

東京で「ボキャブラリーコンテスト(英伊西)」開催

英語、イタリア語、スペイン語学習者に朗報! 初回参加者は参加費無料(リピーターの方は参加費500円)で参加できる「ボキャブラリーコンテスト」が開催されます。各言語とも優勝者にはクオカード3000円分が贈呈されます。メルマガ登録等の義務は一切発生しませんので安心して受けてください。詳細は以下のとおり。

英語、イタリア語、スペイン語学習者に朗報! 東京で初参加者は参加費無料(リピーターは500円)で参加でき、優勝者にはクオカード3000円分が贈呈される「ボキャブラリーコンテスト」が開催されます。メルマガ登録などの義務も発生しませんのでお気軽にご参加ください。

ソフィア・外国語研究協会ではきたる7月20日(土曜日)午前10時から、下記のとおり「第13回英語ボキャブラリーコンテスト」「第2回伊語ボキャブラリーコンテスト」「第2回西語ボキャブラリーコンテスト」を実施する運びとなりました。若い方からご高齢の方までお楽しみいただいております。語彙力増強のモチベーションとしてご活用ください。

参加費:1言語でも2言語でも500円。ただし今回、初参加者は初参加特典として参加費無料
持参物:鉛筆(又はシャープペン)及び消しゴム(解答用紙はマークシート)
期日:7月20日(土曜日)午前10時集合(時間厳守)
会場:東京都月島社会教育会館(中央区月島4-1-1、リンク先に地図があります)5階第1・2洋室
解答用紙を提出すればご帰宅いただけます。正解はコンテスト当日の夕方頃までに当協会のサイトに公表する予定です。

次の3言語の中から1言語または2言語を選択することができます。
英語(40分)、伊語(40分)、西語(40分)

2言語を選んだ場合、2言語の総得点を競うコンテストではなく、2つの別々のコンテストに参加したことになります。したがって2つの言語ともに最高得点を獲得した場合は優勝賞品も2つ獲得できることになります。

英語は中級から最上級まで100問
伊語・西語は初級から上級まで80問

最高得点者はサイトに氏名及び得点を発表し、各言語の最高得点者に3,000円分のクオカードを贈呈します。

申込:合計48名。
参加希望者は、info@w-sophia.com まで次の事項をメールにてお知らせください。(1)~(3)は必須です。
(1)氏名
(2)選択する言語(1言語または2言語)
(3)電話番号
(4)初参加者は「初参加」と記載
(5)優勝した場合の優勝賞品の受取先住所(記載は任意ですが、記載が無い場合は優勝賞品の受取を辞退したものと見なします)

参加が可能か否かに関わらず返信致します(万が一、48時間経過しても返信がない場合は、事務局までメールが届いていない可能性がありますので、再度メールを送って下さい)。携帯からもメールで予約は可能ですが、PCからの受信が可能な設定にしておいてください。ご自身で何も設定を変えていなくても、初期設定でPCからのメールの受信を拒否するようになっている場合もあります。また携帯のメールは、送信しても相手に届かないケースもあるようです。ご不安な方はハガキでの応募もお受けいたします。

●ハガキで応募される方は、(1)氏名、(2)選択する言語(1言語または2言語)、(3)電話番号、(4)初参加の方は「初参加」と記載、(5)優勝賞品の受取先住所を記載の上、下記の住所までお送りください。(1)から(3)は必須。

郵便番号104-0051 東京都中央区佃2-22-6 C-801 ソフィア・外国語研究協会 宮崎

やむを得ない事情でコンテストが開催できなくなった場合は、できる限り早くその旨お伝えするように努めまずが、損害賠償責任までは負わないものとします(特に遠方からお越しの方はあらかじめご了承ください)。ただし、開催が中止になった場合は、参加予約を入れていた方に限り、お申し出があれば、当日開催予定だった問題と正解を無料で郵送します。

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2019年3月25日 (月)

イチローの引退記者会見に思う

イチローの引退会見の動画がyoutubeにアップされていたので見た。イチローが子供たちに向けたメッセージとしてこう述べていたのは大変共感した。(youtubeの検索窓に「イチロー 引退」とでも入れて検索すれば該当の動画が出てくると思う)。

自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つければそれに向かってエネルギーを注げるので、そういうものを早く見つけてほしいと思います。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁にも、壁に向かっていくことができると思うんです。それが見つけられないと、壁が出てくるとあきらめてしまうということがあると思うので。

イチローと私ではまったく比べようもないことだが、私も子供たちへのメッセージを求められたら、まったく同じことを言うと思う。

私が思うに、それは子供たちへのメッセージであるだけでなく、夢がない大人たちへのメッセージでもある。

多くの人は、金が稼げるからとか、周りの人から評価されるからとかといった「外的報酬」を求めて働く。それはそれで悪いことではない。しかし、彼らが頑張れるのも「外的報酬」が得られるからという理由が大きいのではないだろうか。それはただ単に好きだからという理由で努力することよりは易しいことが多いと思う。

しかし、自分が熱中できるもの、夢中になれるものに打ち込んでも、必ず壁にぶち当たるときがくる。その壁を一つ一つ乗り越えることで、人間は強くjなっていくのだと思う。自分が熱中できるもの、夢中になれるものを持っていない人は、「外的報酬」が思ったように得られないとなると、すぐに嫌になって諦めてしまうのではないか。

今の私は、英語、仏語、独語、伊語、西語、中国語の6言語を極めるという目標に向かって頑張っている。

しかし、壁だらけだ。頑張っても頑張ってもなかなか思うように成果がでないことがある。しかし、好きだから続ける。「外的報酬」が得られなくても続ける。他人からの評価がどうであれ続ける。

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2019年2月21日 (木)

129種類目の資格取得

前々から興味があった「上級救命士」の資格を取得した。

 

この資格は、まる1日の講習と実習を受け、実技と筆記の試験に合格すれば取得できる。

 

人が命を落としかけているときに、救急車がやってくるまでにバイスタンダーとして人命の救助にあたるというものだ。

 

AEDを使ったり、人工呼吸をしたり、胸骨圧迫をしたり、三角巾を使ったり…という、さまざまなテクニックを学ぶものである。

 

街にAEDはたくさん見かけるようになったが、いざということに使えるかといえば、ほとんどの人は躊躇するだろう。

 

しかし、こういう実習を受けていれば、人命を救助するうえで役立つ可能性もでてくる。

 

そういう意味で受けてみた。

 

これで私の保有資格が129種類目となった。

 

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2019年2月 2日 (土)

128種類目の資格取得

先日、127種類目の資格「自衛消防技術認定」に合格したが、この分野の勉強に興味が湧いてきたため、関連資格として「防火安全技術講習(火気電気課程)」を受講し、終了した。

 

終了証ももらったので、これも一種の資格としてカウントすれば、これで128種類目の資格ということになる。

 

この資格は、朝から夕方まで1日間の講習を受けて、夕方に試験を受け合格すれば、即終了証を発行してもらえる。

 

出火防止に係る火災安全工学理論などは興味深かった。

 

1日で学ぶ講習なので、深いレベルでの知識が得られるわけではないが、まったくの素人であっても、最初の入り口だけでも教われば、その後は自分で勉強しつづられることもあるので、受講は大いに意義があると思う。

 

夕方の試験は、試験といっても、テキストを見ながら問いてもいいし、すべての問題が〇×問題で10問あるが、6割正解で合格するのであるから、簡単である。

 

受講生は66名で、全員が合格。66名のうち10点満点が50名いたという。

 

私自身もたぶん10点満点だったと思う。

 

直接語学とは関係はないが、今まで習ったことのない分野の勉強をしてみると、日本語でも知らない言葉がたくさん出てくるので、言葉の勉強にはなる。そういう意味では、間接的に日本語の勉強にはなっている。

 

私は、日本語の語彙力を高めるもっともいい方法は、今まで習ったことのない分野の勉強をすることだと思っている。

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2019年1月10日 (木)

単語を覚えるアプリ

もう何年も前から「スマホに切り替えろ、スマホは便利だ、時代遅れになるぞ」ということを嫌というほど聞かされてきた。

 

しかし私は外出先でスマホを使う必要性を感じなかったため、かたくなにガラケーにしがみついていた。

 

ガラケーだと一番安いプランで月の基本料が900円くらいで済むからだ。スマホにしたら一番安いプランでも4000円から5000円くらいかかるだろう。それは勿体ない。というのが私の考えていたことだ。

 

しかし、ガラケーも、あと3年もすれば、基地局がなくなり電話ができなくなるそうだ。しかも、スマホに切り替えても、1年目は約1500円、2年目以降はずっと3500円程度の安いプランがあると聞いた。

 

そこで先月、重い腰を上げ、ガラケーからスマホに代えた。

 

といっても、今までずっとガラケーだった私はスマホに切り替えたからといって、特別、使う必要性を感じていないし、外出先で細切れの時間ができたらすぐさま単語カードを出して覚えているので、スマホをいじくる時間を作ってこなかった。

 

そういうわけで、単語カードもどんどん増え、中国語の単語カードは85束目に突入。単語カードは何周も何周も繰り返して覚えるため、「もう覚えきった」と思っている単語カードもすべて取っている。

 

しかし、単語アプリで、良いものがあるのであれば、使うことも検討しみたいと思っている。何も、頑固に単語カードに固執しているわけではない。

 

安くて(あるいは無料で)、しかも、使い勝手が良いアプリがあるだろうか。目が疲れないだろうか。飽きないだろうか。実際に覚えやすいだろうか。そんなことを考えながらも、単語カードをめくる日々を送り続けている。

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2018年11月12日 (月)

ドラゴン堀江

大学受験シーズンが到来した。

 

受験シーズンに合わせて、よくあるのが芸能人の大学入試の挑戦だ。

 

今年もabemaTVが同種の企画をやるらしい。「ドラゴン堀江」で検索すると無料で視聴できるので関心のある人は見ることができる。

 

ホリエモン自身が東大受験をすると同時に、3人の芸能人を受験指導して東大に合格させるという企画である。

 

過去にあった企画とは違い、そこそこの学歴がある人が選ばれており、芸能活動は一切禁止で受験勉強に取り組ませるという。

 

しかも、ホリエモンのサポートとして東大大学院生の現役講師が東大合格を請け負う。

 

選ばれた3人の芸能人の学歴は、早稲田中退、立教卒、明治卒。

 

立教卒の芸人は塾の講師もしているという。これは合格率はかなり高いだろう。ホリエモンはすでに「合格率100%」と豪語している。

 

本当に心から東大で学問をしたいという人をサポートして東大に合格させるというのなら私は大いに賛成だが、私が疑問に思うのは、どうも4人とも東大に入学する気がなさそうだということだ。ホリエモン自身もそういっているし、「3人には東大に入学させない」と笑いながら言っている。狙いは東大を冠したクイズ番組などに出させることらしい。

 

それならば、何も実際に東大を受験しなくても、東大の入試問題をどこかで受験させて合格基準点をクリアするか否かを判定すれば一番いいのではないかと思う。実際に東大に合格するか否かではなく、東大入試の合格基準点をクリアするか否かを判定すればすむことではないか。そうすれば、真剣に東大で学びたいという他の受験生の邪魔にならない。ホリエモンと3人の芸能人が全員合格したら4人もの席が奪われてしまうことになる。視聴率稼ぎにそういうことをすることはいかがなものか。

 

ただ、こういう企画は視聴率がかせげるからか、よくこういう企画が出てくる。

 

入学する気があるのなら別だが、その気がないのに、1年間もまるまる英語、数学、国語、理科、社会の5科目の勉強をするのは、私ならまっぴらごめんだ。もっとも私にオファーが来るはずはないのでその心配もないが。

 

1年間まるまる学問ができるのなら、大学で実際に学べる学問のほうが興味深いと思う。心理学、哲学、神学、倫理学、言語学、経済学、法学…。むしろ、いったん大学を出たが、さらに新たな学問をするために大学に再入学し卒業したというドキュメンタリー番組があってもいいような気がするし、そのほうが多くの人に役立つような気もする。

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2018年8月13日 (月)

国際言語オリンピック

2020年に東京オリンピックがあるが、外国語学習者が興味を持ちそうなオリンピックに「国際言語学オリンピック」というのがある。「オリンピック」とはいっても、もちろん運動競技ではなく、国際科学オリンピックの一つである。

 

一応、言語学の分野で修士号を取得している私としては興味深々だ。いっちょ、国際言語学オリンピックに参加して世界一を目指すか。

 

とも思ったが、しかしそもそも国際言語学オリンピックとは何なのか。

 

Wikipeidaには次のような説明がある。

 

「主に言語学の分野が出題される。テストは個人戦と団体戦があり、個人戦は制限時間6時間で5問を、団体戦は一つの難解な問題を4人一組のチームで協力して解く。 団体戦の制限時間は、年によって異なる。 主な出題ジャンルは音声学・形態論・意味論など」

 

6時間とは長い。長すぎる。そんなに長い時間に5問とは一体どんな問題なのか。

 

今まで私が受けた試験で一番長い試験はシェフィールド大学とロンドン大学の年度末試験で1科目3時間の論述試験だったのだが、途中でトイレに行くのは自由となっている。しかし6時間となると、トイレに行きたくなるだけではなく、途中で腹が減ると思う。しかし、まさか食事は認めてもらえないだろう。

 

5問といっても、大問5問という意味であり、大問1問はさらに何問かの小問に別れている。

 

国際言語学オリンピックとは謳われてはいるが、言語学の知識は求められておらず、言語学の知識がなくても全く不利になることはない。問題としては、世界に沢山存在する言語の中でも、ごく少数しか使用していない言語が5つ選ばれており、その言語で書かれた何文かとその日本語訳を比較することで、その文法規則を見破るというものが多い。

 

ちなみに2017年に行われた国際言語学オリンピックの個人戦に出された言語はピロム語、アブイ語、キンブンド語、ラベン語、マダク語である。

 

過去問がアップされていたので興味のある人はリンク先に飛んでいってほしい。

 

http://www.ioling.org/booklets/iol-2017-indiv-prob.ja.pdf

 

私は問題を見ただけで気絶しそうになった。私なら6時間考えたところで一問も解けない可能性が高い。こんなところでは言語学の修士号など何の役にも立たない。

 

率直なところ、これは高度な「知能テスト」のようなものであり、本人の努力でどうにかなるものではないという気がしてならない。

 

まったく知らない言語の文とその日本語訳をいくつか見比べることで、文法規則を見出し、解読するというテクニックは、あっても損はないだろう。将来、今まで見つかっていなかった言語の読解に携わるという仕事もあるかもしれない。だから、興味が湧いた人はどうぞ国際言語学オリンピックに挑戦してほしい。

 

しかし私はそれほど興味が湧かなかった。私が外国語学習をしているのは、やはりそれによって自分の人生を豊かにしたい、究極的にはより良い人間になり、より社会に貢献したいという願いがあるからであり、そのための最良の方法の一つとして世界の名著を原著で読みたいからである。何も、まったく知らない言語を解読する能力がほしいからやっているわけではない(そういった能力を否定しているわけではないが)。

 

というわけで、もし私がオリンピック的なことを日本で開催するのであれば、現在日本人が実際に学習している言語のボキャブラリーに関する問題で行いたいと思っているのである。つまり、本人の努力がそのまま直接点数に反映されるような試験にしたいと思っているのである。私は「能力そのもの」よりも、その試験に向けて「どれだけ本人が努力したか」のほうが大切だと思っているからである。

 

(もちろん国際言語学オリピンックでも事前に過去問を研究するなどすれば多少なりとも点数アップにつながるかもしれないが、基本的に知らない言語の文法規則を見破る試験なので、努力がそのまま反映されるという部分は、一般の外国語検定と比べれば低いと思っている。なので私は興味がもてないのである)。

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