2018年11月12日 (月)

ドラゴン堀江

大学受験シーズンが到来した。

 

受験シーズンに合わせて、よくあるのが芸能人の大学入試の挑戦だ。

 

今年もabemaTVが同種の企画をやるらしい。「ドラゴン堀江」で検索すると無料で視聴できるので関心のある人は見ることができる。

 

ホリエモン自身が東大受験をすると同時に、3人の芸能人を受験指導して東大に合格させるという企画である。

 

過去にあった企画とは違い、そこそこの学歴がある人が選ばれており、芸能活動は一切禁止で受験勉強に取り組ませるという。

 

しかも、ホリエモンのサポートとして東大大学院生の現役講師が東大合格を請け負う。

 

選ばれた3人の芸能人の学歴は、早稲田中退、立教卒、明治卒。

 

立教卒の芸人は塾の講師もしているという。これは合格率はかなり高いだろう。ホリエモンはすでに「合格率100%」と豪語している。

 

本当に心から東大で学問をしたいという人をサポートして東大に合格させるというのなら私は大いに賛成だが、私が疑問に思うのは、どうも4人とも東大に入学する気がなさそうだということだ。ホリエモン自身もそういっているし、「3人には東大に入学させない」と笑いながら言っている。狙いは東大を冠したクイズ番組などに出させることらしい。

 

それならば、何も実際に東大を受験しなくても、東大の入試問題をどこかで受験させて合格基準点をクリアするか否かを判定すれば一番いいのではないかと思う。実際に東大に合格するか否かではなく、東大入試の合格基準点をクリアするか否かを判定すればすむことではないか。そうすれば、真剣に東大で学びたいという他の受験生の邪魔にならない。ホリエモンと3人の芸能人が全員合格したら4人もの席が奪われてしまうことになる。視聴率稼ぎにそういうことをすることはいかがなものか。

 

ただ、こういう企画は視聴率がかせげるからか、よくこういう企画が出てくる。

 

入学する気があるのなら別だが、その気がないのに、1年間もまるまる英語、数学、国語、理科、社会の5科目の勉強をするのは、私ならまっぴらごめんだ。もっとも私にオファーが来るはずはないのでその心配もないが。

 

1年間まるまる学問ができるのなら、大学で実際に学べる学問のほうが興味深いと思う。心理学、哲学、神学、倫理学、言語学、経済学、法学…。むしろ、いったん大学を出たが、さらに新たな学問をするために大学に再入学し卒業したというドキュメンタリー番組があってもいいような気がするし、そのほうが多くの人に役立つような気もする。

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2018年8月13日 (月)

国際言語オリンピック

2020年に東京オリンピックがあるが、外国語学習者が興味を持ちそうなオリンピックに「国際言語学オリンピック」というのがある。「オリンピック」とはいっても、もちろん運動競技ではなく、国際科学オリンピックの一つである。

 

一応、言語学の分野で修士号を取得している私としては興味深々だ。いっちょ、国際言語学オリンピックに参加して世界一を目指すか。

 

とも思ったが、しかしそもそも国際言語学オリンピックとは何なのか。

 

Wikipeidaには次のような説明がある。

 

「主に言語学の分野が出題される。テストは個人戦と団体戦があり、個人戦は制限時間6時間で5問を、団体戦は一つの難解な問題を4人一組のチームで協力して解く。 団体戦の制限時間は、年によって異なる。 主な出題ジャンルは音声学・形態論・意味論など」

 

6時間とは長い。長すぎる。そんなに長い時間に5問とは一体どんな問題なのか。

 

今まで私が受けた試験で一番長い試験はシェフィールド大学とロンドン大学の年度末試験で1科目3時間の論述試験だったのだが、途中でトイレに行くのは自由となっている。しかし6時間となると、トイレに行きたくなるだけではなく、途中で腹が減ると思う。しかし、まさか食事は認めてもらえないだろう。

 

5問といっても、大問5問という意味であり、大問1問はさらに何問かの小問に別れている。

 

国際言語学オリンピックとは謳われてはいるが、言語学の知識は求められておらず、言語学の知識がなくても全く不利になることはない。問題としては、世界に沢山存在する言語の中でも、ごく少数しか使用していない言語が5つ選ばれており、その言語で書かれた何文かとその日本語訳を比較することで、その文法規則を見破るというものが多い。

 

ちなみに2017年に行われた国際言語学オリンピックの個人戦に出された言語はピロム語、アブイ語、キンブンド語、ラベン語、マダク語である。

 

過去問がアップされていたので興味のある人はリンク先に飛んでいってほしい。

 

http://www.ioling.org/booklets/iol-2017-indiv-prob.ja.pdf

 

私は問題を見ただけで気絶しそうになった。私なら6時間考えたところで一問も解けない可能性が高い。こんなところでは言語学の修士号など何の役にも立たない。

 

率直なところ、これは高度な「知能テスト」のようなものであり、本人の努力でどうにかなるものではないという気がしてならない。

 

まったく知らない言語の文とその日本語訳をいくつか見比べることで、文法規則を見出し、解読するというテクニックは、あっても損はないだろう。将来、今まで見つかっていなかった言語の読解に携わるという仕事もあるかもしれない。だから、興味が湧いた人はどうぞ国際言語学オリンピックに挑戦してほしい。

 

しかし私はそれほど興味が湧かなかった。私が外国語学習をしているのは、やはりそれによって自分の人生を豊かにしたい、究極的にはより良い人間になり、より社会に貢献したいという願いがあるからであり、そのための最良の方法の一つとして世界の名著を原著で読みたいからである。何も、まったく知らない言語を解読する能力がほしいからやっているわけではない(そういった能力を否定しているわけではないが)。

 

というわけで、もし私がオリンピック的なことを日本で開催するのであれば、現在日本人が実際に学習している言語のボキャブラリーに関する問題で行いたいと思っているのである。つまり、本人の努力がそのまま直接点数に反映されるような試験にしたいと思っているのである。私は「能力そのもの」よりも、その試験に向けて「どれだけ本人が努力したか」のほうが大切だと思っているからである。

 

(もちろん国際言語学オリピンックでも事前に過去問を研究するなどすれば多少なりとも点数アップにつながるかもしれないが、基本的に知らない言語の文法規則を見破る試験なので、努力がそのまま反映されるという部分は、一般の外国語検定と比べれば低いと思っている。なので私は興味がもてないのである)。

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2018年7月18日 (水)

夢のような「映画活用法」

外国語の実力を映画で磨いたという人がいる。

 

映画にも利点はたくさんあるだろう。セリフが自然であること。楽しめること。リスニング力の強化になること。

 

たしかに私も英語力向上のために何百本という映画を見てきた。若かりし頃はビデオも普及していなかったので、映画館まで何度も足を運んだものだ。それほど映画の英語に飢えていた。

 

しかし、正直にいうが、私は映画を見ても、それほど実力は伸びないものだと思っている。というのも、聞き取れないセリフは何を言っているのかさっぱりわからないし、その聞き取れなかったセリフの日本語訳が字幕に出ていても、セリフと日本語訳を結び付けて覚えられないからだ。しかも、アクション映画など、セリフが少ない映画もたくさんある。

 

もちろん映画そのものを楽しむのであればそれはそれでいい。しかし、効率という点では疑問符が付く。

 

が、時代は変わった。今はYoutubeでいろいろな国の映画を見ることができる。しかも、なんと日本語字幕ではなく、本国の言語の字幕だ。

 

例えば、イタリア映画だとイタリア語の字幕、ドイツ映画だとドイツ語字幕、といった具合だ。これは感激ものだ。というのも、日本語訳では解消できなかったことが解消できるからだ。セリフを耳と目で確認し、一致させることができるのだ。これは実力アップになる。

 

例えば、次の映画はイタリア映画にイタリア語字幕がついている。

 

 

イタリア語のリスニング力が弱い人にとってはイタリア語の映画のセリフを理解するのは難しいが、イタリア語の字幕があれば理解しやすいはずだ。だからイタリア語がある程度読める人であれば、これでイタリア語のリスニング力は一気に向上するはずだ。

 

このような映画を探す方法は簡単だ。

 

検索窓に「italian film with italian subtitles」と入れて検索すればいい。同様にドイツ語であれば、「german film with german subtitles」と入れて検索すればいい。

 

私が20代前半のころは、映画を見るためにわざわざ映画館に足を運ばなければならなかった。近場の映画館でやっている映画をすべて見てしまったら、電車で隣県まで足を運んでまで見なければならなかった。それほどまでしても、英語のリスニング力を磨きたかった。お金も時間も労力もかかったのである。

 

しかし今は、当時と比べれば、本当に夢のようである。なにしろ無料である。しかも、本国の言語の字幕である。それが自宅でいつでも見ることができるのだ。これを利用しない手はない。

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2018年7月13日 (金)

異文化を知る重要性

今、中国人女性が著した『小点心』という日中対訳の日本文化論を読んでいるが、あらためて異文化を知る重要性に気付かされた。

 

 

興味深いと思ったのは、子供料金と大人料金の区別をどこに置くかが日中で異なるということだ。

 

日本では、例えば、映画館、遊園地、プールなどで料金が子供料金と大人料金に分かれているとき、その区別は年齢でなされる。「18歳未満は何円、18歳以上は何円」とか「中学生までは何円、中学生以上は何円」といった具合だ。

 

ところが中国では、年齢ではなく、身長で区別されるらしい。「身長130センチ未満はいくら、身長130センチ以上はいくら」といった具合だ。だから中国では、映画館や遊園地などでは、130センチ未満か130センチ以上かを判定するために、入り口のところに130センチの目印の線が引かれているらしい。

 

そういうわけで中国では、たとえ6歳や7歳であっても身長が130センチ以上あれば通常の料金になり、逆に何歳であっても130センチ未満であれば割引になるという。

 

日本に生まれ、日本国内だけで生活し続けていると、子供料金と大人料金の区別を年齢でする、ということがあまりにも当たり前すぎでその是非を問うことすらしない。それがあまりにも当たり前だからだ。そして、そういう日本人の目には、子供料金と大人料金の区別を身長でするという文化は極めて奇妙に思えるだろう。しかし、中国に生まれ、中国だけで生活し続ける人にとっては、日本のシステムのほうが奇妙に思えるだろう。

 

しかし、これは文化の違いであり、どちらが正しくどちらが間違っている、というものではない。どちらも一長一短あるだろう。

 

異文化を知ると、否応なく自国の文化が浮き彫りになる。今まで子供料金と大人料金を何で区別したらいいか考えたことがない人間でも、こういう話を聞くと、果たして子供料金と大人料金を年齢で区別するのが良い方法といえるのか? と自国の文化を問いただすきっかけになる。私は、こういう訓練をするのは非常に良いと思っている。

 

単に自分が慣れ親しんできた文化だというだけで、自分の文化が正しいと思うのは単なる偏見にすぎない。よくよく吟味してみると、他国の文化には他国の文化なりに良いとこもあるかもしれないのだ。異文化を知り自国の文化を吟味することは、自分の偏見を打ち砕くきっかけにもなってくれると思っている。

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2018年7月12日 (木)

単語集の是非

『7か国語をモノにした人の勉強法』の著者である橋本氏は「使われている状況の中で(すなわちテレビドラマ、小説、記事などの中で)」出てきた単語を覚えることを推奨している。
たしかにそのメリットも多々あるだろう。
特に口語表現はテレビドラマや小説で使われている状況の中で覚えた方がニュアンスがよく理解できると思われる。

しかしそれで上級者レベルの語彙力が身につくだろうか。
身につかないとはいわない。しかし仮に身につくとしても非常に長い年月がかかるだろう。
なぜなら「テレビドラマ、小説、記事など」に出てくる単語に限定して覚えるとすれば、そこに出てこない限り覚えられないことになるが、上級者用の単語のすべてがすべて「テレビドラマ、小説、記事など」に出てくるのを待っていたら非常に長い年月かかるからだ。
下手をしたら、一生、出会えない単語だってあるかもしれないのだ。

しかも「テレビドラマ、小説、記事など」に出てくる未知の単語の訳がすぐに分かればいいのだが、訳が付いていなければ一つひとつ辞書で調べなければならない。
これは面倒だ。それを面倒がらずに続けられるの人ならばいいが、それを長年続けられる人はどれだけいるだろうか。いたとしても数パーセントではないだろうか。

「それなら単語の訳が付いている参考書を使えばいい」という人が出てくるだろう。
たしかにそういった参考書が何百冊、何千冊とあるのであれば、無理に単語集など使わなくてもいいだろう。しかし英語以外の言語の場合、そういった参考書の数はタカが知れているのが現状だ。

だからこそ、「テレビドラマ、小説、記事など」に出てくる未知の単語を覚えるのと同時に単語は単語で別に単語集で覚えてもいいような気がするのだ。というより、上級者を目指すのであればそうすべきだと思う。
『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』の著者、斎藤氏は単語集で覚えても「覚えられないから、やめたほうがいい」と主張するが、そこまで単語集を毛嫌いしなくてもいいと私は思う。
というのも、工夫をすれば単語集でも効率的に覚えられるからだ。

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2018年7月 7日 (土)

イタリア語上級者向けの単語集を見つけた

イタリア語の上級者向けの単語集でいいのを見つけた。

 

大学書林から出ている『イタリア語分類単語集』である。6500語あるらしい。私はこれを全部覚えるつもりだ。

 

 

 

私はイタリア語をまったくのゼロから独学でスタートしたのだが、まず最初にやったことは『いっそイラスト イタリア語単語集』の単語を単語カードに書き写して暗記したことだった。これはカテゴリー別に単語が分類されているので覚えやすかったし、イラストもあったのでさらに分かりやすかった。

 

カテゴリー別の上級者向けのものがあればいいのになぁと思っていたが、探してみたらあった。それが上記の本だ。レベル的にも上級者向けといっていいと思う。伊検1級や2級に出てくるか出てこないかは別としても、イタリア語の上級者を目指すのなら、ここに出ている単語はすべて知っておくべきだと言っても良いような気がする。

 

さて、単語集で単語を覚えることに対して、こんなことを主張する人がいる。

 

「できあいの単語帳とにらめっこして覚えるのはやめたほうがいい。なぜなら単語だけを覚えてもたいして記憶に残りませんし、おそらく実際の会話の場面では使えないからです。それよりも、自分が興味を持っている動画やニュース記事などに触れながら、そこに出てきた単語を状況・文脈のなかで覚えていったほうが断然早い」(斎藤敦『世界の非ネイティブエイリーとがやっている英語勉強法』)

 

「単語帳の暗記がダメなのは、それが「音声」や「状況(いつ、どこで、どのように)」と切り離されているからです。受動的に丸暗記しているだけなので「能動性」もまったくありません。テレビドラマ、小説、記事など、実際に使われている文脈の中で覚えることをしてください」(橋本陽介『使える語学力』)

 

私自身も、文脈の中で覚えることは良いことだと思っている。斎藤氏のいうように興味を持っている動画やニュース記事の中で覚えていくのもいいと思う。しかし、それをやると同時に、単語は単語で別に単語帳などを活用して磨くのもいいような気がしている。というより、上級者を目指したいならそうすべきだと思う。なぜなら、自分が興味をもっている動画やニュース記事に出てくる単語だけではなかなか出会わない単語も多々あるからだ。もし「興味を持っている動画やニュース記事」の中に出てくる単語だけに限定して覚えるとしたら、そこに出てこない限り、一生、覚えられないということになる。それで小説や学術書など難易度の高い本がスラスラ読めるようになるだろうか。読めるようになるとして、いったいどれくらいの年月を要するだろうか。

 

斎藤氏は「単語だけを覚えてもたいして記憶に残りません」と主張するが、それが単語帳を使わないほうがよいという根拠なのであれば、なおさらこのようなカテゴリー別の単語帳を使ったほういいと思う。こういう単語集の単語を単語カードに記入して繰り返し覚えていると意外と簡単に覚えられるからだ。やってみればわかることだが、本当に早く覚えられる。斎藤氏はこういうことを実際に自分でやってみて、その上で「やめたほうがいい」と言っているのだろうか。

 

そんなことを思っていた矢先にこの単語集に出会えた。大喜びである。まずは6500語の完全暗記だ。

 

橋本氏は「細かいニュアンスも含めてそのままわかる」ようになることが重要だとし、「使われている状況の中で」単語を覚えることを推奨している。言いたいことはよくわかるのだが、すべての単語を「使われている状況の中で」覚える必要はないと思う。たとえば「平泳ぎ」はイタリアでも同じ泳ぎ方を指すのだろうし、「たぬき」はイタリアでも同じ動物を指すのだろうし、「薬指」はイタリアでも同じ指を指すのだろうから、別に「使われている状況の中」でかかる単語を覚える必要まではない。国によって指すものが微妙に異なるのであれば文脈の中で覚えたほうがいいに決まっているが、指すものが全く同じなのであれば、わざわざ「使われている状況の中で」覚えなくても、単語帳で覚えてもいいわけだ。というより、その方が効率的だ。

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2018年6月21日 (木)

記憶力が良くなるガム

ここ数年で私が最も驚嘆していることは、努力すれば1日に未知の単語を100個以上覚えるのも不可能ではないということである。

 

外国語の実力は単語だけすべてが決まるわけではないが、「語彙力が読解力と高い相関関係がある」ということは公知の事実なので、私は常に単語カードを携帯して単語を覚えるようにしている。というのも私が最も磨きたいのは読解力でだからだ。

 

繰り返し繰り返しやっているおかげもあるのかもしれないが、本気で単語を詰め込むことに専念すれば1日に未知の単語を100個以上覚える自信がついた。(ただし、読解もリスニングも文法もやっているので、実際に毎日100個以上の単語を覚えているというわけではない)。

 

ヨーロッパの言語でもそうなのだから、覚えやすい中国語の単語だと1日に200個、もしかすると300個以上、未知の単語を覚えられるかもしれないと思うほどである。それくらい中国語の単語は覚えやすい。(もっとも中国語のリスニングは簡単ではない)。

 

中国語の単語カードも63束目に突入している。中国語の単語は、覚えることそのものが面白いので苦痛にならない。

 

さて、そんな私だが、記憶力について研究してみたいという気持ちを持ちながらも、毎日のように検定試験に向けて全力疾走ばかりしているので専門書を探すというところまで至っていないのだが、そんな折、「記憶力が良くなるガム」をスーパーで見つけた。

 

 

 

 

一見して、おおおお、なんだこれは、と思って手に取ったものの、簡単に流されない用心深い私は、

 

(本当かいな? 売りたいがためにこんなことを書いているだけではないのか? とりあえず衝動買いはやめておこう)

 

と買うのをやめた。

 

自宅に戻ってサイトを調べてみると、「イチョウ葉抽出物は言葉を覚え、思い出す課題において正解数を有意に増加させました」との説明があり、実験データも掲載されていた。

 

関心のある方は公式サイトをご覧になるとよいと思う。

 

https://www.lotte.co.jp/products/brand/kiokuryoku-hanitsukinikui/

 

これを見れば、まさかまったくのデタラメというわけでもなさそうに思える。

 

私は一時期サプリメントを摂取していた時期があった。グルコサミンだのビタミンCだのブルーベリーだの、1か月に1万円くらい様々なサプリメントを摂取していた。しかし、効果は実感できなかったし、そもそも効果が実証できないからこそ「薬品」に昇格できずに「サプリメント」のままなのだ。(コンドロイチンなど効果が実証できるものは「薬品」として扱われているものもある)。そういう経緯があり、節約生活を目指し始めて以降はサプリメントの摂取はやめた。

 

しかし、今回のこの「記憶力が良くなるガム」はサプリメントではなく、ガムである。

 

だから最初からガムだと思えば、効果が実感できようができまいが、もともと元が取れるのである。しかも効果がなかったとしても、金額もタカがしれているではないか。

 

興味が湧いてきた。

 

本当にこれで記憶力が良くなるかどうかわからないが、試してみてもいいと思うようになった。早速、買いに行きたいという衝動にかられている現在である。

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2018年5月29日 (火)

記憶力

最近の私は記憶力はますますさえるばかりといった感じですが、大昔に買った『記憶力の科学』という本を読みかえしていると、「40歳を過ぎたころから、記憶力は格段に落ちてくる」と記載されていて驚いています。この本の著者は岡山大学医学部卒、東京医科歯科大学大学院卒の医学博士なので、いい加減なことは書いていないとは思うのですが。まあ、発行されたのが約30年前の古い本なので、現在はもっと違った見方があるかもしれません。

 

私の個人的な感想ですが、若かったころの英単語の記憶力と今の外国語単語の記憶力を比べると、若かったころと比べてまったく落ちていないような気がします。というより、若かったころよりも早く単語を覚えられている気すらしています。

 

単に記憶力が落ちているという自覚症状がないだけなのか、それとも本当に記憶力が落ちていないのか、どっちなのかは自分では分かりません。ただそれでも、落ちているという自覚症状はまったくありません。

 

今は多忙ですが、時間を作ってでも、記憶力に関して勉強してみたい気がします。特に単語に関する記憶力について。

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2018年5月23日 (水)

語学検定のリスニングの割合ランキング

英検・仏検・伊検・西検・ハン検・露検の1次試験におけるリスニングの比重は、それぞれの検定・等級でまちまちだ。

 

リスニングの比重の高いものからランキングしてみると次のようになる。ちなみに、仏検は準2級以上からディクテという特殊な試験があるが、ディクテもリスニングの一種として「リスニング」に含めた。また、リスニングの比重が同じであっても、リスニングだけの合格基準点があるほうが、無いほうよりも合格は難しくなるので、ランキング上位とした。また独検は公式サイトを見たが、配点が見当たらなかったので除外した(単位は%、少数第一位を四捨五入した)。

 

    満点 リスニング 割合(%)
1 中検1級1次 200 100 50
1 中検2級 200 100 50
1 中検3級 200 100 50
1 中検4級 200 100 50
1 中検準1級1次 200 100 50
6 中検準4級 50 50 50
6 英検5級 50 25 50
8 英検4級 65 30 46
9 伊検4級 62 26 42
10 ハン検1級 100 40 40
10 ハン検2級 100 40 40
10 ハン検3級 100 40 40
10 ハン検4級 100 40 40
10 ハン検5級 100 40 40
10 ハン検準2級 100 40 40
16 仏検5級 100 40 40
17 英検3級 76 30 39
18 伊検5級 56 20 36
19 英検2級1次 84 30 36
19 英検準2級1次 83 30 36
21 英検準1級 86 29 34
21 仏検4級 100 34 34
23 伊検3級 85 28 33
24 仏検1級1次 150 50 33
24 仏検準1級1次 120 40 33
26 仏検2級1次 100 32 32
27 仏検3級 100 30 30
27 仏検準2級1次 100 30 30
29 伊検2級1次 77 22 29
30 伊検1級1次 79 22 28
30 伊検準2級 79 22 28
32 英検1級1次 100 27 27
33 露検2級 300 50 17
33 露検3級 300 50 17
35 露検1級 400 50 13
36 西検1級1次     0
36 西検2級1次     0
36 西検3級1次     0
36 西検6級     0
36 露検4級 250 0 0

 

リスニングの比重の第1位は中検であった。中検はすべての級でリスニングは50%の比重を占めている。漢字を知っている日本人にとってリーディングは上達しやすいが、ネックとなるのがリスニングだ。それが50%をしめ、しかもリスニングだけの合格基準点があるのだから、簡単にはいかない。しかし50%とは重い。ただし中検準4級はリスニングの比重は50%だが、リスニングだけの合格基準点は無いのでランキング6位とした。

 

ランキング10位のハン検(ハングル語検定)は1級から5級のすべての級で満点が100点、そのうちリスニングが40点とリスニングの比重が40%となっている。他の検定と比べ実にスッキリしている。ハングル語の文字の読み方に関しては「1時間で読める」式の本が出ているが(かくいう私も買って本当に1時間程度で読めるようになったが)、さすがにリスニングが40%だと5級すら手が出ない。リスニングの比重だけで試験が難しいとは言い切れないが、40%の負担はけっして小さくはない。

 

英検は34~39%のものが多い。英検は中検やハン検と異なり、等級によってリスニングの比重が細かく変わるのが特徴だ。比重が一番高いのが英検5級の50%、一番低いのが英検1級の27%だ。

 

英検に比べてやや低いのが仏検伊検だ。等級によって僅かな差はあるが、28%~34%のものが多い。留学経験のあるような人であれば、もっとリスニングの比重が高くてもかまわないかもしれないが、日本国内だけで学習するものにとってはこれくらいの比重だとやや受けやすいと言えるだろう。

 

露検のリスニングの比重はさらに低い。1級は13%、2級・3級は17%、そして4級にはリスニングは課されない。

 

西検の場合は、6級にはリスニングがまったく無く、3級以上になると二次試験で会話能力とともにリスニング力も審査されることになるので一次試験ではリスニングは課されない。リスニングは苦手だという向きには、西検3級1次、西検2級1次、西検1級1次は受けやすいことは受けやすい。

 

面白いことに西検4級と5級には1次試験にリスニングが課されるのだが、私の経験から言っても、またネット上の噂から言っても、録音された音声を使ってのリスニングではなく、試験監督がスペイン語のリスニング問題を生で読み上げるのである。「今日は暑いですね~」みたいな、試験とは直接関係ないことを一言二言スペイン語でしゃべってから、「さあ、じゃあ始めますよ」と宣言してからリスニングが始まるところが、なんだか学校の期末試験のような風情がある。解答用紙も問題と解答欄が合体した1枚の用紙であり、マークシートはなく、すべて手書きであることも期末試験を彷彿させる。「リスニングが苦手」という向きには、リスニングの一切無い西検6級がありとあらゆる語学検定の中でももっとも受けやすい検定と言っていいだろう。

 

以上、ひとくちに「〇検」と言っても、中検のようにリスニングの比重が50%の検定もあれば、西検6級や露検4級のように0%のものもある。その間を見ても、40%のものもあれば、30%台、20%台、10%台と様々だ。

 

私の個人的な意見(あくまで個人的な意見であり、私の意見が最も優れているとも思っていないが)としては、リスニングの比重は30%をやや切るくらいが一番理想的なものかなと思っている。そういう観点でいえば、伊検準2級1次(28%)、1級1次(28%)、準2級(28%)、英検1級1次(27%)あたりがリスニングの黄金比率のように感じているのである。

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2018年5月 7日 (月)

中国語の魅力

ヨーロッパの言語は、英語、伊語、西語、独語、仏語と学んできましたが、単語を覚えるという作業がけっこう負担が大きいのは言うまでもありません。

 

その点、日本人にとっては中国語の単語を覚えるのは非常に簡単です

 

最近、面白いな~と思ったものを少し拾ってみましょう。

 

使眼色」は「ウィンクをする」という意味。

 

なるほど「眼の色を使う」のがウィンクですね。

 

方便面」は「インスタントヌードル」という意味。

 

なるほどインスタントヌードルは「便利なヌードル」ですね。いつでも持ち運びができ、湯を入れたらできるので便利!

 

黄油」は「バター」という意味。

 

なるほどバターは「黄色い油」ですね。

 

土豆」は「ジャガイモ」という意味。

 

なるほど「土の中にできる豆」というイメージにぴったりなのはジャガイモですね。

 

単語の組み合わせだけでなく、部首の組み合わせでも面白いものがあります。

 

例えば、部首の「しんにゅう」は「行く」とか「進む」という意味があります。

 

この「しんにょう」に「狂」という文字を組み合わせて「逛」という文字を作ると、どうなるか。

 

意味としては「狂ったように進む」ですが、中国語の「逛」の意味は「ぶらぶら歩く」という意味です。

 

なるほど、「ぶらぶら歩く」のは、中国人の目から見れば、「狂ったように進んでいる」のかもしれませんね。

 

さらに「逛」に「街」をくっつけるとどうなるか。

 

「狂ったように街を進む」という意味になりますが、中国語の「逛街」の意味は「ショッピングをする」という意味です。

 

ヨーロッパの言語は、アルファベットの並び方で意味が変わってきますが、アルファベットの1文字1文字には意味がありませんよね。

 

その点、中国語は1文字1文字に意味があり、その組み合わせで単語ができあがるので、日本人にとっては非常に覚えやすいのです。

 

しかも、「逛」でも見てきたとおり、部首の一つ一つにも意味があり、それを組み合わせて文字ができているので、それが理解できれば、非常に面白いし、意味が分かれば、すぐに記憶できます。

 

冗談を抜きにして、1日に100単語を覚えるのだって中国語だったら十分に可能です。実際、私は中国語の検定試験の前などはそれくらいのペースで覚えています。

 

ある人は、「日本人は、ただそれだけで、すでに中国語の8割を学んでいる」と言ったそうですが、日本人ならば、中国語を学ばないことは非常にもったいないことだと思うようになっています。

 

もちろん中国語に興味のない人には勧めるつもりはありません。

 

しかし、外国語を学んでいる人で、「次は何語にしようかな」と迷っている人がいたら、私なら、迷わず、「中国語が学びやすいですよ」と言うでしょう。それくらい漢字を知っているメリットははかりなく大きいです。

 

私は1年の完全独学でHSK4級合格まで漕ぎつきましたが、HSK4級レベルまで行けば、中国語の映画もテレビ番組も、Youtubeで見放題です。なぜなら中国語の字幕がついていることが多いので、字幕を読めば、だいたい意味が分かるからです。その点、ヨーロッパの言語ではありえない楽しみ方ができるのです。

 

HSKは4級で理系の大学入学、5級で文系の大学入学という目安があるそうです。

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