2019年3月25日 (月)

イチローの引退記者会見に思う

イチローの引退会見の動画がyoutubeにアップされていたので見た。イチローが子供たちに向けたメッセージとしてこう述べていたのは大変共感した。(youtubeの検索窓に「イチロー 引退」とでも入れて検索すれば該当の動画が出てくると思う)。

自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つければそれに向かってエネルギーを注げるので、そういうものを早く見つけてほしいと思います。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁にも、壁に向かっていくことができると思うんです。それが見つけられないと、壁が出てくるとあきらめてしまうということがあると思うので。

イチローと私ではまったく比べようもないことだが、私も子供たちへのメッセージを求められたら、まったく同じことを言うと思う。

私が思うに、それは子供たちへのメッセージであるだけでなく、夢がない大人たちへのメッセージでもある。

多くの人は、金が稼げるからとか、周りの人から評価されるからとかといった「外的報酬」を求めて働く。それはそれで悪いことではない。しかし、彼らが頑張れるのも「外的報酬」が得られるからという理由が大きいのではないだろうか。それはただ単に好きだからという理由で努力することよりは易しいことが多いと思う。

しかし、自分が熱中できるもの、夢中になれるものに打ち込んでも、必ず壁にぶち当たるときがくる。その壁を一つ一つ乗り越えることで、人間は強くjなっていくのだと思う。自分が熱中できるもの、夢中になれるものを持っていない人は、「外的報酬」が思ったように得られないとなると、すぐに嫌になって諦めてしまうのではないか。

今の私は、英語、仏語、独語、伊語、西語、中国語の6言語を極めるという目標に向かって頑張っている。

しかし、壁だらけだ。頑張っても頑張ってもなかなか思うように成果がでないことがある。しかし、好きだから続ける。「外的報酬」が得られなくても続ける。他人からの評価がどうであれ続ける。

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2019年2月21日 (木)

129種類目の資格取得

前々から興味があった「上級救命士」の資格を取得した。

 

この資格は、まる1日の講習と実習を受け、実技と筆記の試験に合格すれば取得できる。

 

人が命を落としかけているときに、救急車がやってくるまでにバイスタンダーとして人命の救助にあたるというものだ。

 

AEDを使ったり、人工呼吸をしたり、胸骨圧迫をしたり、三角巾を使ったり…という、さまざまなテクニックを学ぶものである。

 

街にAEDはたくさん見かけるようになったが、いざということに使えるかといえば、ほとんどの人は躊躇するだろう。

 

しかし、こういう実習を受けていれば、人命を救助するうえで役立つ可能性もでてくる。

 

そういう意味で受けてみた。

 

これで私の保有資格が129種類目となった。

 

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2019年2月 2日 (土)

128種類目の資格取得

先日、127種類目の資格「自衛消防技術認定」に合格したが、この分野の勉強に興味が湧いてきたため、関連資格として「防火安全技術講習(火気電気課程)」を受講し、終了した。

 

終了証ももらったので、これも一種の資格としてカウントすれば、これで128種類目の資格ということになる。

 

この資格は、朝から夕方まで1日間の講習を受けて、夕方に試験を受け合格すれば、即終了証を発行してもらえる。

 

出火防止に係る火災安全工学理論などは興味深かった。

 

1日で学ぶ講習なので、深いレベルでの知識が得られるわけではないが、まったくの素人であっても、最初の入り口だけでも教われば、その後は自分で勉強しつづられることもあるので、受講は大いに意義があると思う。

 

夕方の試験は、試験といっても、テキストを見ながら問いてもいいし、すべての問題が〇×問題で10問あるが、6割正解で合格するのであるから、簡単である。

 

受講生は66名で、全員が合格。66名のうち10点満点が50名いたという。

 

私自身もたぶん10点満点だったと思う。

 

直接語学とは関係はないが、今まで習ったことのない分野の勉強をしてみると、日本語でも知らない言葉がたくさん出てくるので、言葉の勉強にはなる。そういう意味では、間接的に日本語の勉強にはなっている。

 

私は、日本語の語彙力を高めるもっともいい方法は、今まで習ったことのない分野の勉強をすることだと思っている。

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2019年1月10日 (木)

単語を覚えるアプリ

もう何年も前から「スマホに切り替えろ、スマホは便利だ、時代遅れになるぞ」ということを嫌というほど聞かされてきた。

 

しかし私は外出先でスマホを使う必要性を感じなかったため、かたくなにガラケーにしがみついていた。

 

ガラケーだと一番安いプランで月の基本料が900円くらいで済むからだ。スマホにしたら一番安いプランでも4000円から5000円くらいかかるだろう。それは勿体ない。というのが私の考えていたことだ。

 

しかし、ガラケーも、あと3年もすれば、基地局がなくなり電話ができなくなるそうだ。しかも、スマホに切り替えても、1年目は約1500円、2年目以降はずっと3500円程度の安いプランがあると聞いた。

 

そこで先月、重い腰を上げ、ガラケーからスマホに代えた。

 

といっても、今までずっとガラケーだった私はスマホに切り替えたからといって、特別、使う必要性を感じていないし、外出先で細切れの時間ができたらすぐさま単語カードを出して覚えているので、スマホをいじくる時間を作ってこなかった。

 

そういうわけで、単語カードもどんどん増え、中国語の単語カードは85束目に突入。単語カードは何周も何周も繰り返して覚えるため、「もう覚えきった」と思っている単語カードもすべて取っている。

 

しかし、単語アプリで、良いものがあるのであれば、使うことも検討しみたいと思っている。何も、頑固に単語カードに固執しているわけではない。

 

安くて(あるいは無料で)、しかも、使い勝手が良いアプリがあるだろうか。目が疲れないだろうか。飽きないだろうか。実際に覚えやすいだろうか。そんなことを考えながらも、単語カードをめくる日々を送り続けている。

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2018年11月12日 (月)

ドラゴン堀江

大学受験シーズンが到来した。

 

受験シーズンに合わせて、よくあるのが芸能人の大学入試の挑戦だ。

 

今年もabemaTVが同種の企画をやるらしい。「ドラゴン堀江」で検索すると無料で視聴できるので関心のある人は見ることができる。

 

ホリエモン自身が東大受験をすると同時に、3人の芸能人を受験指導して東大に合格させるという企画である。

 

過去にあった企画とは違い、そこそこの学歴がある人が選ばれており、芸能活動は一切禁止で受験勉強に取り組ませるという。

 

しかも、ホリエモンのサポートとして東大大学院生の現役講師が東大合格を請け負う。

 

選ばれた3人の芸能人の学歴は、早稲田中退、立教卒、明治卒。

 

立教卒の芸人は塾の講師もしているという。これは合格率はかなり高いだろう。ホリエモンはすでに「合格率100%」と豪語している。

 

本当に心から東大で学問をしたいという人をサポートして東大に合格させるというのなら私は大いに賛成だが、私が疑問に思うのは、どうも4人とも東大に入学する気がなさそうだということだ。ホリエモン自身もそういっているし、「3人には東大に入学させない」と笑いながら言っている。狙いは東大を冠したクイズ番組などに出させることらしい。

 

それならば、何も実際に東大を受験しなくても、東大の入試問題をどこかで受験させて合格基準点をクリアするか否かを判定すれば一番いいのではないかと思う。実際に東大に合格するか否かではなく、東大入試の合格基準点をクリアするか否かを判定すればすむことではないか。そうすれば、真剣に東大で学びたいという他の受験生の邪魔にならない。ホリエモンと3人の芸能人が全員合格したら4人もの席が奪われてしまうことになる。視聴率稼ぎにそういうことをすることはいかがなものか。

 

ただ、こういう企画は視聴率がかせげるからか、よくこういう企画が出てくる。

 

入学する気があるのなら別だが、その気がないのに、1年間もまるまる英語、数学、国語、理科、社会の5科目の勉強をするのは、私ならまっぴらごめんだ。もっとも私にオファーが来るはずはないのでその心配もないが。

 

1年間まるまる学問ができるのなら、大学で実際に学べる学問のほうが興味深いと思う。心理学、哲学、神学、倫理学、言語学、経済学、法学…。むしろ、いったん大学を出たが、さらに新たな学問をするために大学に再入学し卒業したというドキュメンタリー番組があってもいいような気がするし、そのほうが多くの人に役立つような気もする。

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2018年8月13日 (月)

国際言語オリンピック

2020年に東京オリンピックがあるが、外国語学習者が興味を持ちそうなオリンピックに「国際言語学オリンピック」というのがある。「オリンピック」とはいっても、もちろん運動競技ではなく、国際科学オリンピックの一つである。

 

一応、言語学の分野で修士号を取得している私としては興味深々だ。いっちょ、国際言語学オリンピックに参加して世界一を目指すか。

 

とも思ったが、しかしそもそも国際言語学オリンピックとは何なのか。

 

Wikipeidaには次のような説明がある。

 

「主に言語学の分野が出題される。テストは個人戦と団体戦があり、個人戦は制限時間6時間で5問を、団体戦は一つの難解な問題を4人一組のチームで協力して解く。 団体戦の制限時間は、年によって異なる。 主な出題ジャンルは音声学・形態論・意味論など」

 

6時間とは長い。長すぎる。そんなに長い時間に5問とは一体どんな問題なのか。

 

今まで私が受けた試験で一番長い試験はシェフィールド大学とロンドン大学の年度末試験で1科目3時間の論述試験だったのだが、途中でトイレに行くのは自由となっている。しかし6時間となると、トイレに行きたくなるだけではなく、途中で腹が減ると思う。しかし、まさか食事は認めてもらえないだろう。

 

5問といっても、大問5問という意味であり、大問1問はさらに何問かの小問に別れている。

 

国際言語学オリンピックとは謳われてはいるが、言語学の知識は求められておらず、言語学の知識がなくても全く不利になることはない。問題としては、世界に沢山存在する言語の中でも、ごく少数しか使用していない言語が5つ選ばれており、その言語で書かれた何文かとその日本語訳を比較することで、その文法規則を見破るというものが多い。

 

ちなみに2017年に行われた国際言語学オリンピックの個人戦に出された言語はピロム語、アブイ語、キンブンド語、ラベン語、マダク語である。

 

過去問がアップされていたので興味のある人はリンク先に飛んでいってほしい。

 

http://www.ioling.org/booklets/iol-2017-indiv-prob.ja.pdf

 

私は問題を見ただけで気絶しそうになった。私なら6時間考えたところで一問も解けない可能性が高い。こんなところでは言語学の修士号など何の役にも立たない。

 

率直なところ、これは高度な「知能テスト」のようなものであり、本人の努力でどうにかなるものではないという気がしてならない。

 

まったく知らない言語の文とその日本語訳をいくつか見比べることで、文法規則を見出し、解読するというテクニックは、あっても損はないだろう。将来、今まで見つかっていなかった言語の読解に携わるという仕事もあるかもしれない。だから、興味が湧いた人はどうぞ国際言語学オリンピックに挑戦してほしい。

 

しかし私はそれほど興味が湧かなかった。私が外国語学習をしているのは、やはりそれによって自分の人生を豊かにしたい、究極的にはより良い人間になり、より社会に貢献したいという願いがあるからであり、そのための最良の方法の一つとして世界の名著を原著で読みたいからである。何も、まったく知らない言語を解読する能力がほしいからやっているわけではない(そういった能力を否定しているわけではないが)。

 

というわけで、もし私がオリンピック的なことを日本で開催するのであれば、現在日本人が実際に学習している言語のボキャブラリーに関する問題で行いたいと思っているのである。つまり、本人の努力がそのまま直接点数に反映されるような試験にしたいと思っているのである。私は「能力そのもの」よりも、その試験に向けて「どれだけ本人が努力したか」のほうが大切だと思っているからである。

 

(もちろん国際言語学オリピンックでも事前に過去問を研究するなどすれば多少なりとも点数アップにつながるかもしれないが、基本的に知らない言語の文法規則を見破る試験なので、努力がそのまま反映されるという部分は、一般の外国語検定と比べれば低いと思っている。なので私は興味がもてないのである)。

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2018年7月18日 (水)

夢のような「映画活用法」

外国語の実力を映画で磨いたという人がいる。

 

映画にも利点はたくさんあるだろう。セリフが自然であること。楽しめること。リスニング力の強化になること。

 

たしかに私も英語力向上のために何百本という映画を見てきた。若かりし頃はビデオも普及していなかったので、映画館まで何度も足を運んだものだ。それほど映画の英語に飢えていた。

 

しかし、正直にいうが、私は映画を見ても、それほど実力は伸びないものだと思っている。というのも、聞き取れないセリフは何を言っているのかさっぱりわからないし、その聞き取れなかったセリフの日本語訳が字幕に出ていても、セリフと日本語訳を結び付けて覚えられないからだ。しかも、アクション映画など、セリフが少ない映画もたくさんある。

 

もちろん映画そのものを楽しむのであればそれはそれでいい。しかし、効率という点では疑問符が付く。

 

が、時代は変わった。今はYoutubeでいろいろな国の映画を見ることができる。しかも、なんと日本語字幕ではなく、本国の言語の字幕だ。

 

例えば、イタリア映画だとイタリア語の字幕、ドイツ映画だとドイツ語字幕、といった具合だ。これは感激ものだ。というのも、日本語訳では解消できなかったことが解消できるからだ。セリフを耳と目で確認し、一致させることができるのだ。これは実力アップになる。

 

例えば、次の映画はイタリア映画にイタリア語字幕がついている。

 

 

イタリア語のリスニング力が弱い人にとってはイタリア語の映画のセリフを理解するのは難しいが、イタリア語の字幕があれば理解しやすいはずだ。だからイタリア語がある程度読める人であれば、これでイタリア語のリスニング力は一気に向上するはずだ。

 

このような映画を探す方法は簡単だ。

 

検索窓に「italian film with italian subtitles」と入れて検索すればいい。同様にドイツ語であれば、「german film with german subtitles」と入れて検索すればいい。

 

私が20代前半のころは、映画を見るためにわざわざ映画館に足を運ばなければならなかった。近場の映画館でやっている映画をすべて見てしまったら、電車で隣県まで足を運んでまで見なければならなかった。それほどまでしても、英語のリスニング力を磨きたかった。お金も時間も労力もかかったのである。

 

しかし今は、当時と比べれば、本当に夢のようである。なにしろ無料である。しかも、本国の言語の字幕である。それが自宅でいつでも見ることができるのだ。これを利用しない手はない。

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2018年7月13日 (金)

異文化を知る重要性

今、中国人女性が著した『小点心』という日中対訳の日本文化論を読んでいるが、あらためて異文化を知る重要性に気付かされた。

 

 

興味深いと思ったのは、子供料金と大人料金の区別をどこに置くかが日中で異なるということだ。

 

日本では、例えば、映画館、遊園地、プールなどで料金が子供料金と大人料金に分かれているとき、その区別は年齢でなされる。「18歳未満は何円、18歳以上は何円」とか「中学生までは何円、中学生以上は何円」といった具合だ。

 

ところが中国では、年齢ではなく、身長で区別されるらしい。「身長130センチ未満はいくら、身長130センチ以上はいくら」といった具合だ。だから中国では、映画館や遊園地などでは、130センチ未満か130センチ以上かを判定するために、入り口のところに130センチの目印の線が引かれているらしい。

 

そういうわけで中国では、たとえ6歳や7歳であっても身長が130センチ以上あれば通常の料金になり、逆に何歳であっても130センチ未満であれば割引になるという。

 

日本に生まれ、日本国内だけで生活し続けていると、子供料金と大人料金の区別を年齢でする、ということがあまりにも当たり前すぎでその是非を問うことすらしない。それがあまりにも当たり前だからだ。そして、そういう日本人の目には、子供料金と大人料金の区別を身長でするという文化は極めて奇妙に思えるだろう。しかし、中国に生まれ、中国だけで生活し続ける人にとっては、日本のシステムのほうが奇妙に思えるだろう。

 

しかし、これは文化の違いであり、どちらが正しくどちらが間違っている、というものではない。どちらも一長一短あるだろう。

 

異文化を知ると、否応なく自国の文化が浮き彫りになる。今まで子供料金と大人料金を何で区別したらいいか考えたことがない人間でも、こういう話を聞くと、果たして子供料金と大人料金を年齢で区別するのが良い方法といえるのか? と自国の文化を問いただすきっかけになる。私は、こういう訓練をするのは非常に良いと思っている。

 

単に自分が慣れ親しんできた文化だというだけで、自分の文化が正しいと思うのは単なる偏見にすぎない。よくよく吟味してみると、他国の文化には他国の文化なりに良いとこもあるかもしれないのだ。異文化を知り自国の文化を吟味することは、自分の偏見を打ち砕くきっかけにもなってくれると思っている。

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2018年7月12日 (木)

単語集の是非

『7か国語をモノにした人の勉強法』の著者である橋本氏は「使われている状況の中で(すなわちテレビドラマ、小説、記事などの中で)」出てきた単語を覚えることを推奨している。
たしかにそのメリットも多々あるだろう。
特に口語表現はテレビドラマや小説で使われている状況の中で覚えた方がニュアンスがよく理解できると思われる。

しかしそれで上級者レベルの語彙力が身につくだろうか。
身につかないとはいわない。しかし仮に身につくとしても非常に長い年月がかかるだろう。
なぜなら「テレビドラマ、小説、記事など」に出てくる単語に限定して覚えるとすれば、そこに出てこない限り覚えられないことになるが、上級者用の単語のすべてがすべて「テレビドラマ、小説、記事など」に出てくるのを待っていたら非常に長い年月かかるからだ。
下手をしたら、一生、出会えない単語だってあるかもしれないのだ。

しかも「テレビドラマ、小説、記事など」に出てくる未知の単語の訳がすぐに分かればいいのだが、訳が付いていなければ一つひとつ辞書で調べなければならない。
これは面倒だ。それを面倒がらずに続けられるの人ならばいいが、それを長年続けられる人はどれだけいるだろうか。いたとしても数パーセントではないだろうか。

「それなら単語の訳が付いている参考書を使えばいい」という人が出てくるだろう。
たしかにそういった参考書が何百冊、何千冊とあるのであれば、無理に単語集など使わなくてもいいだろう。しかし英語以外の言語の場合、そういった参考書の数はタカが知れているのが現状だ。

だからこそ、「テレビドラマ、小説、記事など」に出てくる未知の単語を覚えるのと同時に単語は単語で別に単語集で覚えてもいいような気がするのだ。というより、上級者を目指すのであればそうすべきだと思う。
『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』の著者、斎藤氏は単語集で覚えても「覚えられないから、やめたほうがいい」と主張するが、そこまで単語集を毛嫌いしなくてもいいと私は思う。
というのも、工夫をすれば単語集でも効率的に覚えられるからだ。

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2018年7月 7日 (土)

イタリア語上級者向けの単語集を見つけた

イタリア語の上級者向けの単語集でいいのを見つけた。

 

大学書林から出ている『イタリア語分類単語集』である。6500語あるらしい。私はこれを全部覚えるつもりだ。

 

 

 

私はイタリア語をまったくのゼロから独学でスタートしたのだが、まず最初にやったことは『いっそイラスト イタリア語単語集』の単語を単語カードに書き写して暗記したことだった。これはカテゴリー別に単語が分類されているので覚えやすかったし、イラストもあったのでさらに分かりやすかった。

 

カテゴリー別の上級者向けのものがあればいいのになぁと思っていたが、探してみたらあった。それが上記の本だ。レベル的にも上級者向けといっていいと思う。伊検1級や2級に出てくるか出てこないかは別としても、イタリア語の上級者を目指すのなら、ここに出ている単語はすべて知っておくべきだと言っても良いような気がする。

 

さて、単語集で単語を覚えることに対して、こんなことを主張する人がいる。

 

「できあいの単語帳とにらめっこして覚えるのはやめたほうがいい。なぜなら単語だけを覚えてもたいして記憶に残りませんし、おそらく実際の会話の場面では使えないからです。それよりも、自分が興味を持っている動画やニュース記事などに触れながら、そこに出てきた単語を状況・文脈のなかで覚えていったほうが断然早い」(斎藤敦『世界の非ネイティブエイリーとがやっている英語勉強法』)

 

「単語帳の暗記がダメなのは、それが「音声」や「状況(いつ、どこで、どのように)」と切り離されているからです。受動的に丸暗記しているだけなので「能動性」もまったくありません。テレビドラマ、小説、記事など、実際に使われている文脈の中で覚えることをしてください」(橋本陽介『使える語学力』)

 

私自身も、文脈の中で覚えることは良いことだと思っている。斎藤氏のいうように興味を持っている動画やニュース記事の中で覚えていくのもいいと思う。しかし、それをやると同時に、単語は単語で別に単語帳などを活用して磨くのもいいような気がしている。というより、上級者を目指したいならそうすべきだと思う。なぜなら、自分が興味をもっている動画やニュース記事に出てくる単語だけではなかなか出会わない単語も多々あるからだ。もし「興味を持っている動画やニュース記事」の中に出てくる単語だけに限定して覚えるとしたら、そこに出てこない限り、一生、覚えられないということになる。それで小説や学術書など難易度の高い本がスラスラ読めるようになるだろうか。読めるようになるとして、いったいどれくらいの年月を要するだろうか。

 

斎藤氏は「単語だけを覚えてもたいして記憶に残りません」と主張するが、それが単語帳を使わないほうがよいという根拠なのであれば、なおさらこのようなカテゴリー別の単語帳を使ったほういいと思う。こういう単語集の単語を単語カードに記入して繰り返し覚えていると意外と簡単に覚えられるからだ。やってみればわかることだが、本当に早く覚えられる。斎藤氏はこういうことを実際に自分でやってみて、その上で「やめたほうがいい」と言っているのだろうか。

 

そんなことを思っていた矢先にこの単語集に出会えた。大喜びである。まずは6500語の完全暗記だ。

 

橋本氏は「細かいニュアンスも含めてそのままわかる」ようになることが重要だとし、「使われている状況の中で」単語を覚えることを推奨している。言いたいことはよくわかるのだが、すべての単語を「使われている状況の中で」覚える必要はないと思う。たとえば「平泳ぎ」はイタリアでも同じ泳ぎ方を指すのだろうし、「たぬき」はイタリアでも同じ動物を指すのだろうし、「薬指」はイタリアでも同じ指を指すのだろうから、別に「使われている状況の中」でかかる単語を覚える必要まではない。国によって指すものが微妙に異なるのであれば文脈の中で覚えたほうがいいに決まっているが、指すものが全く同じなのであれば、わざわざ「使われている状況の中で」覚えなくても、単語帳で覚えてもいいわけだ。というより、その方が効率的だ。

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