あなたの人生の目標は何か?(6)
ほとんどの人は真面目に働いている。それは確かである。そこに差はない、というかもしれない。しかし、実際は差はあるのだ。
ある人は、「自己中心性を捨て、世のため人のためになることをしよう」という意識を持って仕事をしている。またある人は、そんな意識などみじんもない。
双方とも、一生懸命、真面目に働いている。やっていることは同じだ。外から見れば、同じ仕事を同じようにこなして、同じように給料をもらっているのだ。
私は、彼にこう説明した。
「君は昔、東京ディズニーランドはいつ行っても感心すると言っていたよね。サービスが行き届いていて、つねに顧客の立場にたったおもてなしをしてくれるって。見習わなければならない点が多くあるって」
私は説明を続けようとしたが、彼は遮ってこういった。
「なんとなく分かったような気がするよ」
どうやら私の言いたいことを理解してくれたようだった。
隣人愛を実践するといっても、何も大げさなことをする必要はない。別にボランティア活動をしなければならないという法律などないのだ。自分の仕事を通して隣人愛を実践してもいいのだ。それは意識を変えれば十分できることなのだ。
ほとんどの人は、給料を稼ぐために働いている。それは否定できない。しかし、たとえ給料をもらっていても、その仕事によって、「少しでも世のため人のためになろう」と意識してやっているか、それとも「給料さえもらえれば他人なんかどうでもいい、給料分しか働かないぞ」という自己中心的な意識で仕事をしているか。
やっている仕事は同じように見えても、そこには大きな違いがあるのだ。
今、私が自分の「仕事」として関心があるのは、著書や翻訳書の出版のほかに、サイトの運営、投資、不動産経営などである。その中でも最近はサイトを充実させたいと思うようになった。
サイトの運営一つとっても、「有益な情報を提供することで少しでも世のため人のためになるようなサイトにしよう。訪れてくれた人に『このサイトに飛んできて良かった』と思えるようなサイトにしよう」と意識して作っていくのと、「人のことなんかどうでもいい。自分さえ良ければいいんだ」という自己中心的な意識で作っていくのとでは自ずから差が出てくるだろう? そういう意味でも、私は少しでも良いサイト作りを心がけて行きたいと思っているのである。そしてそれは私の人生の一つの目標でもあるのだ。(完)
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