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2016年2月 3日 (水)

きれいな英語の発音を目指すべきか?

 みなさんは、英語のネイティブみたいな発音になりたいと思っておられるでしょうか?

 私は、中学、高校と英語が得意科目だったこともあり、ネイティブみたいな綺麗な発音でペラペラ英語がしゃべれるようになればいいなぁ、という夢はありました。

 ただ、私は純粋な日本人ですし、ネイティブなど見たことがないという田舎出身で、高校の授業でももちろんスピーキングのトレーニングなどありませんから、話せるわけはありませんでした。いや、その前に、英語を聞いてもわからなかった。

 そんな私が英会話学校に通い始めたのは、23歳のとき。

 当時は大学1年から受け続けていた英検1級が何度も何度も落ち続け、だれかに頼りたいという一心で、ボーナスをドカンと全額はたいて英会話学校に入学したのでした。

 その後も、ボーナスをもらっては英会話学校に全額投資し、またボーナスをもらっては全額投資し…ということを繰り返していました。

 お世辞だろうと思いますが、私の発音がきれいだといってくれる人もいましたが、それはまさにお世辞で、実際、自分が話す英語をテープに録音して聞いたときのショックはなかった!

 その後、私は30才の手前でイギリスに留学。

 留学前の私は、2年間、イギリスで全力で英語に磨きをかければ、ネイティブに近い発音になれると信じていました。

 が、が、が…。

 留学前よりは流暢に話せるようになったとは思いますが、やはり発音は、どうしても日本語のアクセント(なまり)は残りました。

 お世辞にもネイティブとはほど遠い。

 いや、もちろん、イギリス在住の2年間は、必死に英語をしゃべり、必死に英語を聞き…ということを繰り返したのですよ。

 でも、それでもアクセントは消えませんでした。

 言語学の専門書にある実験結果が載っていました。

 ネイティブと見分けがつかないを1点、強いなまりがあるを5点として、発音を5段階評価で点数をつけます。

 6歳から10歳の間にアメリカに移住した子供の平均点は、1.27

11歳から15歳の間にアメリカに移住した子供の平均点は、2.27

16歳から20歳の間にアメリカに移住した子供の平均点は、3.72

(いずれも移住してから12年以上経ったあとでの実験です)。

「7歳から12歳のときにアメリカに移住し、5年以上アメリカに滞在した場合、ネイティブに近い発音になる可能性は50%」らしいです。

 となると…、私は30歳でイギリスに留学し、2年間だけしか滞在していませんでしたから、そりゃ、日本語なまりはそう簡単には取れませんよね。

 大人になってからでも、ネイティブに近い発音を獲得する人もいるらしいですが、それはあくまで例外だそうです。

 ただし、母国語とターゲットの言語の発音がどれくらい似ているかという点も考慮しなければならないと思いますね。

 例えば、日本語とスペイン語は発音が非常に似通っているので、成人した日本人であっても、スペイン語はネイティブに近い発音を獲得できる可能性は高いのではないかと思います。

 ただ、英語はやっぱり難しい…。私自身が体験したことなので、重々、その困難さは身にしみてわかっているつもりです。

 それでもきれいな発音を目指したいという人は、私なら、ネイティブとのマンツーマンのレッスンをお勧めします。グループレッスンでは、発音を矯正してもらうといっても、効率が悪いですからね。しかも、複数の生徒がいれば、先生だって矯正しにくいと思いますし・・・。

 私個人としては、20代のころに莫大なお金を英会話学校に投資したこともあり、今後はできるだけお金をかけずにできることをやっていこうかなと思っています。発音以外にもやることはたくさんありますのでね。

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コメント

私も英検1級に受かりましたが、英語の発音をいまだに克服できないでいる人間の一人です。

英検1級でいえばWritingは20点以上軽くとれますが、2次試験では発音の項目で20点中6か8点くらいしか取れませんでした。そのため、その他の採点項目でも印象が悪くなるのか、50点台で10連敗しました。そして、72点で受かりましたがそれでも発音は20点中8点でした。

国連英検の面接でも発音自体の配点は全体の6.25%(1/16)ですが、発音が出来ないと全体の印象を下げると思います。英語の資格をとるという見地に限っても、発音の持つ意味は非常に大きいと思います。

投稿: nukuriazuki | 2016年2月 5日 (金) 21時20分

nukuriazukiさん
コメントありがとうございます。
英検1級では最終的に合格されたとのこと。最後までやりきられたのは素晴らしいことと思います。
私も英検1級の合格までは長い長い道のりでした。
たしかに発音がきれいであれば、二次面接はかなり有利ですよね。発音がきれいなだけで印象がずいぶん変わりますからね。
英語を話す機会のある人であれば、ネイティブについて発音の矯正ができればそれが理想的ですよね。


投稿: 宮崎伸治 | 2016年2月 5日 (金) 22時31分

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