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2017年3月 3日 (金)

出版不況に思う

 出版不況が止まらないようだ。
 1996年をピークにどんどん売り上げが下がっており、とうとうピーク時の半分になったという。
 そのしわ寄せが一番来ているのが、作家・翻訳家だろう。
 ある作家が、「勝手に出版中止にされてひどい目にあった」という趣旨のことを書いているのを見かけた。
 私はそんな作家に言いたい。
 ひどい目にあったのであれば、泣き寝入りをするな、と。
 私も、編集者と二人三脚で最後の最後まで仕上げたのに、出版の間際になってから勝手に出版を中止にされたことが何度かある。
 そういうとき、出版社は、「出版契約が結ばれていなかった」という禁じ手を出して抗弁するのが常だ。
 しかし、出版契約は諾成契約といって両者の意思が合致した時点で立派に成立するのである。
 出版契約書に印鑑を押した時点ではなく、両者の意思が合致した時点で成立するのである。
 私は、何度も痛い目にあっているが、泣き寝入りはしないことにしている。
 泣き寝入りをすればするほど、出版社は、それが「当たり前だ」とつけあがるからだ。
 両者の意思が合致していると思えるに足りる証拠、例えば、メールとかが残っているのなら、引き下がる必要はない。
 なんなら本人訴訟をすればいい。
 私も本人訴訟をしたことがあるが、弁護士をつけないのだから自分の好きなようにできる。お金も印紙代くらいしかかからない。それでもって、きちんと取れるものは取れる。
 出版不況の今だからこそ、作家・翻訳家は注意しなければならないと思う。

 

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