この世は牢獄?
私たち人間は、いったい何のために生きているのでしょうか。
多くの哲学者は、この世のことを「牢獄」にたとえています。
この世が「牢獄」なら、私たち人間は「牢獄」に捕えられた「囚人」。
実際の牢獄は身動きもできず、非常に窮屈ですよね。
しかし、牢獄に入ってない私たちといえども、魂は身体に閉じ込められて、窮屈といえば窮屈だと思いませんか。
身体に閉じ込められているからこそ、私たち腹が減ったら食事をしなければならないし、病気になればケアをしなければならないのですよね。
毎日毎日毎日毎日、休む暇を与えてくれません。それが死ぬまで続くわけですよね。
この世にいる間は、私たちの魂は身体に閉じ込められているわけで、身体が滅びるまでは「刑期」のようなものです。
では、なぜ「刑期」を与えられているのでしょうか。
それは「刑期」を終え、死んでいくときに、できるだけ良い人間に成長するためではないでしょうか。
ということは、「刑期」である時期に、何を一番に考えるべきかはわかってくると思うのですよね。
それはより良き人間に成長すること。
良い人間になるには、大別して3つの方法があると考えます。
その3つとは、(1)欲望を抑制すること、(2)理性を磨くこと、(3)隣人愛を実践すること。
この3つのどれも大切で、どれも軽視できないと思っています。
だから、私は学問は一生続けていくつもりです。
私は、資格王・学位王を自称していますが、そんな自称の肩書きなど意味はなく、本当にたいせつなことは、理性を磨くことであり、資格や学位の取得を目指しているのは、資格や学位そのものがほしいからというより、資格や学位取得に向けて頑張ることで、理性が磨けると考えているからなんですね。
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